ロッタの映画日和

地味~に更新中? 最近は映画館通いも倹約中。。。

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今宵、フィッツジェラルド劇場で

30数年続いてきたラジオ番組『プレイリー・ホーム・コンパニオン』の最後の夜。
一癖も二癖もある人々が、いつもと同じように楽屋入りをします。
司会者のキーラー、ヨランダとロンダの姉妹デュオ、自殺の詩を書くヨランダの娘ローラ、下品なジョーク好きのカウボーイコンビ・ダスティとレスティ、探偵気取りのボディーガード・ノワール・・・。
ただいつもと違うのは、ラジオ局が買収され、今夜が最後の公開生放送だということ。

豪華な主演者が魅せる、様々に絡み合った人間模様、というにはあまりにも陳腐な表現かも。。
でも、ラジオ番組の舞台裏をそのまま描いています。
時間が遡ったりする事もなく、番組が進むのと同じ速度で流れていくストーリーなので、会話の中からいろんな過去を読み取り、感じる事が出来ます。
音楽番組なので、個性的な歌(これぞアメリカンソング!)を聴かせてくれるので、そのまま公開番組を観ている感じでした。
よくも悪くも「アメリカだな~」としみじみ。
司会者のキーラーは、実際の同名番組の司会者! 
なるほど、だから臨場感があるんだ・・・。納得。

劇中で、番組の名物歌手が楽屋で亡くなるシーンがでてきます。
長年過ごした場所で、自分の出番を終えて、音楽をかけ蝋燭をともし、恋人を待ちながら。
(しかもいちご柄のパンツをはいて 笑)
「老人の死は悲劇ではない」と泣き崩れる恋人(いいおばあちゃんなんだけど)ささやく白いトレンチコートの美女のセリフ。
(しかも彼女は天使だった)
彼にとっても、そしてこの映画を撮った監督ロバート・アルトマンにとっても、いい人生だったんだなと思えるような、そんな穏やかな雰囲気が漂ってました。
アルトマンの作品は『プレタポルテ』や『クッキーフォーチュン』が好きでした。
映画のラストはそのままアルトマンのラスト。

”ありがとう、そしてさようなら”
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